デジタル化が進む中でも、多くの企業が「電話営業」を取り入れています。
しかし電話営業はミスやトラブルが起こりやすいものでもあります。
「電話するリストを間違えた」「新規顧客に電話するはずだったのに間違えて既存顧客に電話してしまった」「同じ企業に電話してしまった」といった状況を引き起こす可能性があります。
そこで、今回はミスを事前に防ぎ、効率的な電話営業を可能にするために「電話営業を始める時にやることをまとめたタスクチェックリスト」をNotionテンプレートとして作成したのでご紹介します。複製して簡単に使えます。
記事内のダウンロードリンクから無料で入手できますので、ぜひお使いください。
電話営業のやること一覧チェックリスト
今回紹介する「電話営業のやること一覧チェックリスト」は以下のようなNotionテンプレートです。
タスク一覧の項目に、電話営業を始める時にやるべきことがリストアップされています。
「カレンダー」ではタスク入力時に設定した日付からガントチャート形式で確認できます。
「担当者別タスク」では割り振った担当者ごとにタスクが確認できます。各メンバーの業務量が一目でわかります。
電話営業のやること一覧チェックリストのダウンロード
今回紹介した「電話営業のやること一覧チェックリスト」は以下からダウンロードできます。
フォームに入力すると、使い方を記載したNotionのURLが送付されます。
URLをクリックしてお使いください。
電話営業のやること一覧の紹介
チェックリストに挙げているタスクを一部紹介します。
各種情報・ファイルを一箇所にまとめるフォルダ等を作る
電話営業プロジェクトに関するすべての情報を集約するためのフォルダを作成します。
顧客リストや、営業トークのスクリプト、目標数値などの情報をまとめ、プロジェクトメンバーが各種情報にすぐにアクセスできるようにしましょう。
業務効率化に繋がります。
競合他社の調査
他社のサービスについての理解を深め、自社の製品やサービスの強みを把握しましょう。
競合他社では解決できない自社ならではの強みを知ることは、営業のトークスクリプトを作成するときにも役立ちます。
顧客の購買パターンを整理する
顧客が製品やサービスを購入する前に抱いていた悩み・課題を把握し、製品・サービスのどんな点に期待して購入を決定したかを整理します。
また購入後の満足度なども合わせて把握しましょう。
顧客のデモグラフィック情報を集める
顧客の年齢、性別、職業、所得、居住地域などのデモグラフィック情報を収集し、顧客像の解像度を高めます。
ターゲット顧客を決める
購買パターンやデモグラフィック情報をもとに、主要なターゲットやセグメントを特定します。
目標のアポイント獲得数を決める
電話営業を通じて取得したいアポイントの総数を決定します。
架電コネクト率を算出する
過去の架電実績などをもとに、通話が繋がる率(コネクト率)を計算し、目標数値を決定します。
アポ取得率を算出する
過去の架電実績などをもとに、アポ取得率(繋がった通話数からアポがとれる率)を計算し、目標数値を決定します。
必要な架電リスト数を算出する
目標とするアポイント数を達成するために必要な架電リストの総数を、前述の架電コネクト率やアポ取得率から算出します。
架電できる人員と時間を算出する
電話営業を実施できる人員の数や一日あたりの作業時間を算出します。
ターゲット顧客の情報を取得する方法を決める
架電する顧客の情報を収集するための方法やツールを調査します。
主な方法にはハウスリスト、リスト購入、スクレイピングの3つがあります。
ハウスリストはすでに企業で保有する顧客情報のことを指します。失注顧客か過去顧客、マーケティング活動で集めた顧客のリストにアプローチする方法です。
リスト購入は顧客のデータを保有する専門の業者から購入する方法です。
スクレイピングはウェブ上にあるデータから情報を自動的に収集する方法です。必要な情報が集まったページがあれば効率的にリスト収集が可能です。
リストを作成する
リストを取得する方法を決めたらリストの作成に移りましょう。
リスト管理ツールを決める
GoogleスプレッドシートやCRMツールなど、リストを管理する方法を決めます。
無料のものや有料のものがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。自社に最適な管理ができるツールを選択しましょう。
リストを継続的に取得する担当を決める
リストは一度に大量に取得する方法と継続的に取得する方法があります。継続的に取得する場合には管理方法を定めましょう。
また、重複などが起こらないような仕組みを作りましょう。
架電のKPIを設定する
架電の効果を評価・測定するための指標を定義します。架電社数、架電件数、コネクト率、アポ取得率、受注率などが考えられます。
KPIを設定することで、営業時の目的が明確になります。
架電ツールを決める
架電するためのツールを選択します。会社用の携帯電話を貸与する方法や、IP電話の導入という方法もあります。
IP電話は、通話を録音し後から振り返ることができるツールなどもあります。自社に最適な方法を選択しましょう。
トークスクリプトを作成する
電話営業では短い時間に会社の製品やサービスの魅力を伝える必要があります。そのためのスクリプトを作成しましょう。
反対意見に対応するためのスクリプトを作成する
電話営業では顧客から疑問や反対意見が挙がることも多いです。
想定される質問や反対意見に即座に対応するためトークスクリプトを作成します。
スクリプトを練習し、自然に話せるように練習する
トークスクリプトを暗記するだけでなく、自然なトーンでの会話を目指して繰り返し練習します。
ロールプレイングを実施する
実際の電話営業シーンを想定し、同僚や上司とのロールプレイングを通じて練習しましょう。
ロールプレイングで出た課題をもとにスクリプトを修正する
トークスクリプトは作って終わりではありません。
ロールプレイングや実際の営業を通じて出た課題をもとに改善を重ねましょう。
架電をやめる目安を決める
「3回電話が繋がらなかったら架電をやめる」といった目安を設定しましょう。
効率的に電話営業するために「やらないこと」を設定することも大事です。
架電後のフォローメールを作成する
通話後のフォローメールのテンプレートを作成します。フォローメールの有無によって関係構築やアポの設定率に差が出ます。
架電後のフォローメールのパターンを蓄積する
通話内容に応じて、フォローメールのバリエーションを増やしましょう。
架電前に必ず確認することを決める
架電する前に顧客に確認したい項目をリストアップしましょう。確認漏れがなくなります。
電話営業の責任者を決める
電話営業の成果やKPIに対する責任者を決めましょう。
架電を実行する
実際に架電を始めましょう。
架電アクションを記録する
架電の結果や顧客とのやり取りを記録します。後追いや数値分析や改善に役立ちます。
振り返りと改善をする
実績や顧客の反応をもとに定期的に架電の振り返りを行い、改善に繋げましょう。
以上、電話営業のやること一覧の紹介でした。
紹介しているタスクチェックリストはNotion上で複製するだけで簡単に使えます。
「忙しすぎて、電話営業にかけられるリソースがない」方は、弊社のセールスマーケ代行サービス「 CASTER BIZ sales marketing 」が、テレアポはもちろん広告運用やコンテンツ制作などのリード獲得に関するあらゆる業務を支援いたします。ぜひご相談ください。
さとゆずSATOYUZU
株式会社キャスターで、採用支援事業「CASTER BIZ 採用」のWebマーケティングと『Alternative Work』の運営を担当しています。私生活ではECサイトの運営など。週3日働き、他の日は好きなことをやっています。3歳の娘に翻弄される日々を送っています。