この記事では、返済計画表のテンプレートを紹介します。
起業当初は親族や知人からお金を借り、事業を運営したり必要な材料や設備を揃えることがあると思います。
そんなときに役立つ返済計画表のテンプレートをご用意しました。
「シンプルな返済計画表」では借入金額と返済期間、金利を入力するだけで毎月の返済額をシミュレーションできます。また、返済総額や支払金利総額も分かります。
「freeeインポート対応の返済計画表」では、シミュレーションした毎月の返済額をfreeeアプリストアで提供する「借入金管理アプリ」(株式会社フリー提供)へインポートできる形式で出力できます。
それでは、それぞれを具体的にご説明します。
返済計画表のテンプレート
まずは返済計画表のテンプレートをダウンロードしましょう。ダウンロードした返済計画表と照らしあわせながら項目について解説します。
以下からダウンロードすれば2種類の返済計画表テンプレートのどちらもお使いいただけます。
Googleスプレッドシート、Microsoft Excelのどちらのテンプレートもご用意しています。
シンプルな返済計画表テンプレートの使い方
シンプルな返済計画表では、毎月の元金返済額、利息支払額をシミュレーションできます。
返済方法は「元利均等返済」と「元金均等返済」のどちらも対応しています。
元利均等返済
まず「元利均等返済」でシミュレーションする方法です。
元利均等返済は毎月返済額が一定になるように計算された返済方法です。
「元利均等返済」のシートを選択します。
入力するのは、借入元金、返済期間、借入金利の3つです。返済期間は月数で入力します。(例:2年の場合は12ヶ月×2で24ヶ月)
すると、返済期間分の毎月の「返済額」「元金返済額」「利息支払額」「元金残高」が計算されます。
また、総返済額と総支払利息額も計算されます。
初期設定では420ヶ月(35年)まで行を作成しています。それ以上の期間をシミュレーションしたい場合にはセルをコピーしてください。
元金均等返済
続いて「元金均等返済」でシミュレーションする方法です。
元金均等返済は毎月の元金返済額が一定で、元金に利息を合計した額を返済する方法です。
テンプレートの使い方は元利均等返済のときとほぼ同じです。
「元金均等返済」のシートを選択します。
入力するのは、借入元金、返済期間、借入金利の3つです。返済期間は月数で入力します。(例:2年の場合は12ヶ月×2で24ヶ月)
すると、返済期間分の毎月の「返済額」「元金返済額」「利息支払額」「元金残高」が計算されます。
また、総返済額と総支払利息額も計算されます。
初期設定では420ヶ月(35年)まで行を作成しています。それ以上の期間をシミュレーションしたい場合にはセルをコピーしてください。
freeeインポート対応の返済計画表テンプレートの使い方
freeeインポート対応の返済計画表では、freeeのアプリストアで公開されている「借入金管理アプリ」(株式会社フリー提供)でのインポートに対応した形式でCSVが出力できます。
情報を入力
まず「各種情報-freee借入金管理アプリ用」のシートを選択し、「毎月の返済日」と「初回返済日」の情報を入力します。
返済日が月末の場合は、毎月の返済日に月末を選択し、初回返済日を入力しましょう。
返済日が指定日の場合は、毎月の返済日に指定日を選択しましょう。例えば25日の場合は2024/12/25とします。
返済日欄を返済回数分コピー・ペーストする
初期設定では24ヶ月分の返済日が入力されています。それ以上の返済回数になる場合は返済日欄の数式をコピーし、返済回数分まで貼り付けましょう。
24ヶ月より少ない場合には、削除しましょう。
元金分返済額、利息分返済額をコピー・ペーストする
借入金管理アプリへインポートする場合、返済日、元金分返済額、利息分返済額の情報が必要です。
元金分返済額と利息分返済額を「元利均等返済(または元金均等返済)」のシートからコピー・ペーストしましょう。
形式を変更する
借入金管理アプリでインポートするために、数値の形式を変更します。借入金管理アプリはCSVでインポートするため、円マーク(¥)やカンマが記載されていない形式に変更する必要があります。
Googleスプレッドシートの場合
Googleスプレッドシートの場合は、該当の金額を選択し、「表示形式の詳細設定」を選択し、カスタム数値形式に進みます。
カンマの含まれていないプレーンな形式の数値を選択し、適用します。
Excelの場合
Excelの場合は、該当の金額を選択し、表示形式を「通貨」から「標準」に変更します。これで特定の形式がないものに変わります。
CSVで出力する
Googleスプレッドシートの場合
ファイル>ダウンロード>カンマ区切り形式(.csv)と進み、CSV形式でダウンロードします。
Excelの場合
ファイル>名前をつけて保存
と進み、ファイル形式をCSV(コンマ区切り)(.csv)として保存します。
借入金管理アプリにアップロードする
freeeにログインした状態で、「借入金管理アプリ」のページに進み、「アプリを利用する」を選択します。
借入金管理アプリのページに進んだら、「契約登録>返済予定表のCSVアップロード」と進み、先程ダウンロードしたCSVファイルをアップロードします。
その先は借入金管理アプリの手順に沿って勘定科目や取引先等の情報を入力していきます。
今回は「シンプルな返済計画表」「freeeインポート対応の返済計画表」の2つの返済計画表テンプレートを紹介しました。
借入金の返済計画は、会社運営にも関わる重要な業務です。綿密にシミュレーションしましょう。
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さとゆずSATOYUZU
株式会社キャスターで、採用支援事業「CASTER BIZ 採用」のWebマーケティングと『Alternative Work』の運営を担当しています。私生活ではECサイトの運営など。週3日働き、他の日は好きなことをやっています。3歳の娘に翻弄される日々を送っています。