以前の記事で「飲食店用の収支計算書のテンプレート」を紹介しました。
今回は、ストック型サービス用の事業収支計画書を紹介します。月額課金型のサービスやアプリにおすすめのテンプレートです。
各種項目を入力すれば自動で1年分または2年分の収支が計算できるので、事業計画の策定に役立ちます。
ストック型サービス用の収支計算書テンプレート
まずはストック型サービス用の収支計算書テンプレートをダウンロードしましょう。ダウンロードした収支計算書と照らしあわせながら項目について解説します。
Googleスプレッドシート、Microsoft Excelのどちらのテンプレートもご用意しています。
ストック型サービス用の収支計算書テンプレートの使い方
ストック型サービス用の収支計算書で使用する項目を解説します。
1年分の収支計算ができるシートと2年分の収支計算ができるシートの2つを用意していますので、どちらかお選びください。
売上
売上の項目は、プラン料金とオプション料金の2つを入力します。
プラン料金は初期設定では「ライト」「ベーシック」「プレミアム」の3つを用意しています。
それぞれの「月額料金」「初月契約者数」「契約数増加率(月間)」「解約率(月間)」を入力します。
オプション料金は初期設定では「機能A」「機能B」「機能C」の3つを用意しています。
それぞれの月額料金と導入率を入力します。導入率は全プランの合計契約数に対しての割合を入力してください。
上記の項目を設定すると、下の表の「契約数」と「売上高」が自動計算されます。
プラン名やオプション名はご自由に変更可能です。
また、プランやオプションが4つ以上ある場合は行を追加していただければ、追加分の「契約数」と「売上高」も計算できます。
売上原価
売上原価は初期設定では「サーバー費用」と「サービス利用料」の2つを用意しています。
それぞれの初月の月額料金と月間増加率を入力します。
すると、表の売上原価の欄に自動計算されます。
広告費
広告費は「CAC:Customer Acquisition Cost(顧客獲得単価)」を入力します。
すると、表の広告費の欄に「CAC×新規契約数」が自動計算されます。
人件費
人件費は初期設定では「開発者」「CS」「営業マーケ」「間接部門」の4つを用意しています。
それぞれの月給、初月の人数、月間の人数増加率を入力します。
すると、表の人件費の欄に人数と人件費が自動計算されます。
部門を増やしたい場合や1つの部門の中でも月給を細分化したい場合は、行を追加していただければ人件費が計算できます。
販売管理費
販促管理費は初期設定では「地代家賃」「電気代」「水道代」「ガス代」「支払手数料」「通信費」「外注費」「旅費交通費」「その他」の項目を用意しています。
それぞれの初月の月額、月間の増加率を入力します。
すると、表の販促管理費の欄に自動計算されます。
初月の入力
赤の背景色が付いたセルの年月を入力すると、それ以降の月は自動で更新されます。
上記で解説した項目を入力すると、各月の売上高、営業利益が自動で計算されます。
項目を調整しながら収支計画立案にお役立てください。
今回は「ストック型サービスの事業収支計画書」のテンプレートを紹介しました。
収支計画書は事業計画を立てる際に役立ちます。テンプレートを活用し、時間を有効活用しましょう。
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さとゆずSATOYUZU
株式会社キャスターで、採用支援事業「CASTER BIZ 採用」のWebマーケティングと『Alternative Work』の運営を担当しています。私生活ではECサイトの運営など。週3日働き、他の日は好きなことをやっています。3歳の娘に翻弄される日々を送っています。