以前の記事で「飲食店用の収支計算書テンプレート」「ストック型サービス用の収支計画書テンプレート」を紹介しました。
今回は、建設業用の事業収支計画書を紹介します。
小規模工事、中規模工事、大規模工事のそれぞれで売上や原価率、外注費率を設定できるため、精度の高い事業計画書を作成できます。
建設業用の収支計算書テンプレート
まずは建設業用の収支計算書テンプレートをダウンロードしましょう。ダウンロードした収支計算書と照らしあわせながら項目について解説します。
Googleスプレッドシート、Microsoft Excelのどちらのテンプレートもご用意しています。
建設業用の収支計算書テンプレートの使い方
建設業用の収支計算書で使用する項目を解説します。
各項目を設定すると3年間の事業収支計画書が自動計算されます。
売上
売上の項目は、工事の規模によって売上を設定できます。
初期設定では小規模工事単価45万円、中規模工事単価70万円、大規模工事単価120万円としています。
さらにそれぞれの受注割合を3年目まで1年毎に設定できます。事業計画策定時に「1年目は小規模工事を受注し実績を作り、徐々に大規模工事を増やしていく」というような説得力のある事業収支計画書を作成できます。
上記を入力したら、下記画像のピンク色の背景がついている「総工事件数」の数字を変更しましょう。すると「工事件数」と「売上高」が自動計算されます。
売上原価
売上の項目は、原材料と外注費の2つを設定できます。原材料も外注費も工事規模ごとに割合を設定できます。
上記の項目を入力すると、表の売上原価の欄が自動計算されます。
広告費
広告費は、毎月の広告費を入力します。1年目、2年目、3年目のそれぞれで設定できます。
設定すると、表の広告費の欄が自動入力されます。
人件費
人件費は、月給を入力します。1年目、2年目、3年目のそれぞれで設定できます。
例えば、社員を3人雇う場合は、3人分の月給を1つのセルに入れてください。
設定すると、表の人件費の欄が自動入力されます。
販売管理費
販促管理費は初期設定では「地代家賃」「電気代」「水道代」「ガス代」「支払手数料」「通信費」「旅費交通費」「その他」の項目を用意しています。1年目、2年目、3年目のそれぞれで設定できます。
設定すると、表の販促管理費の欄に自動入力されます。
初月の入力
背景色が付いたセルの年月を入力すると、それ以降の月は自動で更新されます。
上記で解説した項目を入力すると、3年分の各月の売上高、営業利益が自動で計算されます。
今回は「建設業用の事業収支計画書」のテンプレートを紹介しました。
このテンプレートを使えば「初年度は小規模工事を受注しながら実績をため、徐々に大規模工事比率を増やしていく。2年目までは自宅兼事務所で経費を抑えながら利益を確保する」といったような説得力のある事業計画書を作成できます。項目を調整しながら収支計画立案にお役立てください。
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さとゆずSATOYUZU
株式会社キャスターで、採用支援事業「CASTER BIZ 採用」のWebマーケティングと『Alternative Work』の運営を担当しています。私生活ではECサイトの運営など。週3日働き、他の日は好きなことをやっています。3歳の娘に翻弄される日々を送っています。