この記事では、事業計画の収支計算書のテンプレートを紹介します。
「実績を入力する収支計算書」「自動計算機能つき収支計算書」「飲食店用の収支計算書」の3つをご用意しました。
「実績を入力する収支計算書」は、実績を全て手入力で入れていくため、細かな調整をしながら収支計算書を作成することができます。
「自動計算機能つき収支計算書」は、伸び率を入力するだけで各項目が自動的に計算されるため、効率的に収支計算書を作成することができます。
「飲食店用の収支計算書」は、売上・原価・人件費の詳細な計算をしながら収支計算書を作成することができます。
それでは、それぞれを具体的にご説明します。
実績入力用の収支計算書テンプレート
まずは実績入力用の収支計算書テンプレートをダウンロードしましょう。ダウンロードした収支計算書と照らしあわせながら項目について解説します。
Googleスプレッドシート、Microsoft Excelのどちらのテンプレートもご用意しています。
実績入力用の収支計算書テンプレートの使い方
実績入力用の収支計算書は、事業の実績を入力するために使用します。
それぞれの項目について解説します。
ここで紹介する項目は、後述する「自動計算機能つき収支計算書」「飲食店用の収支計算書」でも同様です。
売上高
初期設定ではA部門、B部門、C部門を用意しています。それぞれの合計が「売上高」の行に自動計算されます。
行を追加・削除しても問題ありません。行を追加した場合は、売上高のセルの関数の範囲が正しいか確認してください。
売上原価
売上高と同様です。初期設定ではA部門、B部門、C部門を用意しています。それぞれの合計が「売上原価」の行に自動計算されます。
行を追加・削除しても問題ありません。行を追加した場合は、売上原価のセルの関数の範囲が正しいか確認してください。
売上総利益
「売上高ー売上原価」の数値が自動計算されます。
販売管理費
初期設定では、人件費、地代家賃、水道光熱費、広告宣伝費、支払手数料、通信費、外注費、旅費交通費、その他の項目を用意しています。
それぞれの費用の合計が「販売管理費」の行に自動計算されます。
必要に応じて、項目の変更を行いましょう。行の追加・削除をしても問題ありません。行を追加した場合は、販売管理費のセルの関数の範囲が正しいか確認してください。
営業利益
「売上総利益ー販売管理費」の数値が自動計算されます。
借入金返済
資金繰りを把握できるように、借入金返済額の項目も用意しました。
初期設定では、A銀行、B銀行を用意しています。それぞれの合計が「借入金返済」の行に自動計算されます。
自動計算機能つき収支計算書テンプレート
続いて自動計算機能つきの収支計画書テンプレートを紹介します。
項目の詳細は実績入力用の収支計算書と同様なので、「実績入力用の収支計算書テンプレートの使い方」をご確認ください。
先述した実績入力用のテンプレートの場合、全ての数字を手動で入力する必要がありましたが、
このテンプレートは、「初月の数値」と「伸び率」を入力すれば、全ての数値が自動で入力されます。
事業計画を立てる時にとても便利に活用いただけます。伸び率は項目ごとに設定できます。家賃などの様に毎月固定の項目は「0%」とすれば毎月同じ金額になります。
飲食店用の収支計算書テンプレート
続いて飲食店用の収支計画書テンプレートを紹介します。
項目の詳細は実績入力用の収支計算書と同様なので、「実績入力用の収支計算書テンプレートの使い方」をご確認ください。
飲食店用の収支計算書テンプレートの使い方
飲食店用の収支計算書は売上・原価・人件費の詳細の計算ができるフォーマットになっています。
売上高
初期設定では、昼営業と夜営業のそれぞれで「営業日数×座席数×回転数×客単価」で月間売上額を計算しています。
昼営業と夜営業の合計が売上高の行に自動計算されます。
原価
初期設定では、昼営業と夜営業のそれぞれの月間合計金額に原価率をかけ月間原価を計算しています。
昼営業と夜営業の合計が原価の行に自動計算されます。
人件費
初期設定では、「営業日数×1日あたりの人数×時給×1日あたりの勤務時間」の計算式で月間の人件費を算出しています。
ホール、スタッフなど、職種ごとに設定ができます。職種を追加した際は、収支計算書の方にも行を追加してください。
人件費以外
人件費以外の販売管理費は直接入力します。
初期設定では、地代家賃、水道光熱費、広告宣伝費、支払手数料、通信費、外注費、旅費交通費、その他の項目を用意しています。
それぞれの費用の合計が販売管理費の「人件費以外」の行に自動計算されます。
必要に応じて、項目の変更を行いましょう。行の追加・削除をしても問題ありません。行を追加した場合は、販売管理費のセルの関数の範囲が正しいか確認してください。
以上の4つの項目を入力すれば、あとは自動的に計算されます。客単価などを調整すれば自動的に収支計画書が更新されるため、飲食店の事業計画策定時に役立つでしょう。
今回は「実績を入力する収支計算書」「自動計算機能つき収支計算書」「飲食店用の収支計算書」の3つのテンプレートを紹介しました。
収支計画書は事業を振り返るときや新規事業を考える際に役立ちます。テンプレートを活用し、時間を有効活用しましょう。
「他の業務が忙しすぎる……」という方は、 My Assistant(マイアシスタント) が便利です。 請求書の発行や送付といった経理業務はもちろん、資料作成や画像作成など様々な業務を月額2.5万円〜で支援します。ぜひご相談ください。
さとゆずSATOYUZU
株式会社キャスターで、採用支援事業「CASTER BIZ 採用」のWebマーケティングと『Alternative Work』の運営を担当しています。私生活ではECサイトの運営など。週3日働き、他の日は好きなことをやっています。3歳の娘に翻弄される日々を送っています。