今週、 Alternative Work Lab所長・石倉が気になった記事をメルマガからピックアップしてお届け。
12/16に出演したAbemaヒルズで以下のような話題を扱いました。
参照記事:https://times.abema.tv/articles/-/10155807
日本では、大学などで学んだことが仕事に活かされていない人の割合が、主要国の中でも上位だということです。
調査をよく見ると2つ観点があります。
1つは、スキルや能力は高いけどそれに見合ったアサインがされていない場合。
2つ目は逆に、本来必要とされるスキルや能力に満たしていないけど、その仕事を任されている場合、です。
1つ目に関しては、日本は圧倒的に女性がこれに当てはまることが多く、それが男女賃金格差のうち25%くらいの要因を占めているという研究もあります。
一方、後者のように感じている人は3-4割存在しているにも関わらず、リスキリングをしたり、何かを学ぶ人というのは主要国の中でも最下位です。
これらを考えると、日本の会社というのは高い能力を持ってる人は十分に活かさず、かつ能力に満たない人でもなんとかなるという構造になっています。
人手不足がささやかれていますが、もしかすると、人の中にある能力を最大限発揮できるような投資ができるだけで解決してしまうのかもしれません。
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※この記事は、2024年12月時点の情報をもとに執筆しております。
石倉 秀明HIDEAKI ISHIKURA
働き方に関する調査・分析・研究を行うAlternative Work Lab所長。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程在籍。『Live News α』(フジテレビ系列)、『ABEMAヒルズ』(ABEMA)コメンテーターや『ダイヤモンド・オンライン』での連載、書籍執筆などの活動も行う。著書に『会社には行かない』『コミュ力なんていらない』『THE FORMAT』等。