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2025年正月明けの1/6に退職代行のモームリでは、依頼数が過去最高になったという記事がありました。
参照記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/899686499c69e9bdbfd582c1aabc264ea623d2d9
近年、退職代行を当たり前のように使う人が増えてきて、その賛否が問われています。
もちろん退職代行を使うことなく、自分の口でお世話になった会社や上司に直接退職を伝えることは必要でしょう。ただ、それだけで「退職代行を使うのはけしからん」とは単純に言えないと思います。
残念ながら世の中にはブラックと言われる企業など、退職の願いを申し出てもなかなか退職を認めてくれない会社も存在します。
私が聞いた会社では、辞める人のほとんどが会社に無断で辞めると言います。それは退職を申し出ても会社として認めてくれない、退職のために引き継ぎなどをさせてくれないなどの対応をしている会社だったようで、辞める場合は無断で辞めるしかないようです。
もしそんな環境の会社に入った場合、無断で辞めるよりも退職代行を使った方が、もしかしたら親切だと考えられるかもしれません。
法律上は、2週間前に申し出れば会社の了承なく退職できることになっていますが、できれば円満に退職したいものです。しかし、それを許してくれない会社に居続ける、もしくは無断で辞めるよりは、退職代行を使ってでも手続きをして退職するという手段があってもいいのでは、と思います。
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※この記事は、2025年1月時点の情報をもとに執筆しております。
石倉 秀明HIDEAKI ISHIKURA
働き方に関する調査・分析・研究を行うAlternative Work Lab所長。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程在籍。『Live News α』(フジテレビ系列)、『ABEMAヒルズ』(ABEMA)コメンテーターや『ダイヤモンド・オンライン』での連載、書籍執筆などの活動も行う。著書に『会社には行かない』『コミュ力なんていらない』『THE FORMAT』等。