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苦手なことこそ「課題を小さくする」。悩みを減らすためのスキルとは

2024/07/31 Wednesday
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先日、とある人材派遣会社の調査で4割以上の人が「3人以上での会話が苦手」という結果が出ていました。

参照記事:https://www.fnn.jp/articles/-/730342

経営者でも会話が苦手という人は結構存在しており、パーティーや会合などに行かないという人もたくさんいます。話が得意に見える人でも、全ての場面、全ての手段で、コミュニケーションや会話がうまくいっているという人はいないのではないでしょうか。
 
「会話」はありふれているからこそ、漠然と得意、苦手と考えてしまいがちです。だからこそ漠然と話し方のトレーニングなどを行う前に、自分の得意、苦手を因数分解して考えることが大事です。

例えば、同じ会話でも営業のように、決まったことを話したり、目的が明確ならできるけど、雑談が苦手という人がいます。あるいは、初対面の人に話しかけることはできても話が深まらないというケースもあります。このように自分は何が平気で、何が苦手なのか。細かく把握することは重要で、それが出来ると、どう対策をすればいいのかも分かってきます。

私自身、空気を読んで会話をするということに苦手意識があり、同じ会話でも空気を読むことが必要な対面ではなく、テキストコミュニケーションのように空気を読むことができない手段の方が実はやりやすかったりします。だからこそ、リモートワークのようにテキストコミュニケーションを多用する働き方が合っていますし、比較的得意なテキストで何回もやり取りすることで相手と信頼関係を築くこともできます。

自分は何が平気で、何は苦手なのかを因数分解し、課題を小さくすると、やり方が見えたりします。すると、対策もしやすく、対策ができれば自信もでます。

「課題を分解し小さくする」と解決しやすくなるというのは、何事にも共通しています、。全ての人にとって「課題を小さくするスキル」というのは、悩みを少なくするための必須スキルと言えるかもしれません。

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※この記事は、2024年7月時点の情報をもとに執筆しております。

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石倉 秀明HIDEAKI ISHIKURA

働き方に関する調査・分析・研究を行うAlternative Work Lab所長。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程在籍。『Live News α』(フジテレビ系列)、『ABEMAヒルズ』(ABEMA)コメンテーターや『ダイヤモンド・オンライン』での連載、書籍執筆などの活動も行う。著書に『会社には行かない』『コミュ力なんていらない』『THE FORMAT』等。