今週は、Mr.リモートワーク・石倉からのお知らせをメルマガからピックアップしてお届け。
先日のプレスリリースでもお知らせしましたが、わたし石倉は取締役を退任し、Alterenative Work Labを設立し、所長に就任しました。
参照記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000192.000012003.html
「Alterenative Work Lab」は、新しい働き方について、調査、分析、研究を行い、その結果を社会に広く共有することで、ワークスタイル、マネジメントなどあらゆる「労働バイアス」を排除していくことを目的としています。
労働バイアスというのは私たちの造語ですが、「〜しなければならない」「〜の方がいいに決まっている」など働く上で多くの人は「当たり前」として思っている、または信じていることがあります。
しかし、それらの多くは立証されていないこと、もしくは過去のやり方に過ぎないこともあり、バイアスとして存在している可能性もあります。それらのバイアスなのか、本当に意味のあることなのかをひとつひとつ検証しながら、新しいスタンダードを作っていきたいと思います。
1つ例を挙げます。
仕事をする上でチームのコラボレーション、チーム間でのコミュニケーションはチームパフォーマンスに影響を与えると信じている人も少なくないと思います。
しかし、スキルの高いメンバー、かつクリエイティブな仕事についている人は、積極的なコラボレーションやコミュニケーションによって生産性には影響しない、また創造性に関しては、コミュニケーション量が多いことによってマイナスの影響があると指摘している先行研究も存在します。
このように、私たちが信じているけれど、本当は思い込みにすぎないことがたくさんあります。それを1つずつ解きほぐしていくこと、そしてそれを社会に発信していくことを目指してAlternative Work Labは活動していきます。
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※この記事は、2023年12月時点の情報をもとに執筆しております。
石倉 秀明HIDEAKI ISHIKURA
働き方に関する調査・分析・研究を行うAlternative Work Lab所長。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程在籍。『Live News α』(フジテレビ系列)、『ABEMAヒルズ』(ABEMA)コメンテーターや『ダイヤモンド・オンライン』での連載、書籍執筆などの活動も行う。著書に『会社には行かない』『コミュ力なんていらない』『THE FORMAT』等。